東北キッズ② 準備からお別れまで

東北の子供たちに春休みの思い出を作ってもらいたいという思いから、子供たちをお迎えして迎え入れるという「東北キッズ支援・ホストファミリー募集」の情報を知人から知り、すぐに家族に相談しました。
家族も大賛成。
そして、11月から月一回の実行委員会に参加してきました。

当初は、詳細が決まっている上での企画かと気軽に参加しましたが、未決定なことが多く、受け入れ小学校も日程も変更となるなどしながらの委員会でした。
委員会では東日本大震災の被害や現地の子供たちの当時の様子、原発や岐阜の地形、災害に対する備えを学びながら、受け入れ間近になると震災後の子供たちや学校でのくらしを知らせていただき、少しずつ現実的になってきました。

初日に委員会に参加し、被害の大きさと子供たちの見てきた厳しい現実と岐阜の暮らしとのギャップに幼児のいる我が家で受け入れられることかしらと逆に不安を感じました。
同じように思われた方は多かったようです。
目の前で家や大切な人を失い、生や死をまざまざと目にし、変わり果ててしまった目の前の現実と、この先どうなるかもわからない不安な思いをしている大人たちを見ながら感じていることを想像するとあまりに重い。。。と思ってしまいました。

子供たちは家があって家族が普通に暮らしている人もいる現実を受け入れて行かなければならない、でも、いつでも遠いところでも応援してる人たちがいるんだよ、困ったときはここにくればいいんだよということを伝えることが私たちの役目という思いでさせていただきました。

震災後3ヶ月以降から学校生活においては宮城の子供たちはすでに岐阜の子供たちと何も変わらない表情で元気に過ごしていると。
自分たちで立ち上がろうと意欲的にがんばっていると。

小学6年生で、見ず知らずのお家に寝泊まりなんて簡単なことではありません。
送り出すご家族もきっと心配されたことと思います。
我が家に来ても、緊張した面持ちでおとなしい子供たちでした。
羽目を外してもいいんだよ〜と思いながらも、見守っておりました。


後で気づいたのですが、お風呂にしろ何事にしても準備がとても早いのです。
時間を告げておくと、自分たちでさっと身支度してきます。
お風呂の蛇口の使い方など、わかったかな??と思いながら、入浴してもらったら、さっと出てきて自分の荷物をさっとまとめ、元通りに。
布団も見事なまでに短時間できちんと。
すべて元通りにしてくれてました。

小学6年生でこんなにまでできるものかしらと感心しましたが、避難所生活が長くて自然に身に付いたことかもしれません。
それはそれは見事でした。
団体行動にしても元気いっぱいおしゃべりいっぱい楽しみながらも、さっさと指示に従い移動します。
先生や大人に対しても、言葉遣いはとっても丁寧です。
譲り合って、皆で協力しながら心地よく暮らしていくことを、無意識のうちに身につけているのだと感じました。

別れのとき、我が家に来てくれた子は満面の笑みでバスから手を振ってくれました。
子供たちが震災で経験したことの重さは想像では計り知れないことです。
それでも、困難を乗り越えて元気に成長していく子供たちを見送ると胸がいっぱいで何も声が出せませんでした。。。(ちょっと心残りです。。。。)


今回の子供たちの中には仮説住宅で暮らしている子供もいるようでした。
個人的な生活のことや震災のことには触れずに、とにかく卒業旅行の思い出作りのお手伝いをと思い、短い日程ですが関わらせていただきました。
最終日には我がカメラで撮った中で記念になりそうな写真をメッセージを入れて渡しました。
子供たちが知っていることは、私たちは岐阜にいる人たちということだけです。
この先、探してくれたらまた再会できるのでしょうが、一生の思い出の一つになってくれると幸いです。


たくさんの働きかけをしてくださった実行委員長清水さんご夫婦、スタッフの方々、ホストファミリー、大学生、学校の先生方、医療関係の先生方、その他お手伝いくださった方々、資金面でご協力くださった方々、また学びの上でご教示くださった先生方、岐阜の小学生たち、小学生の引率の先生方、送り出す子供たちのご家族の方、たくさんの気持ちのよい働きかけがあって無事元気に岐阜を出発しました。
そして、この活動に少しですが、関わらせていただけたことに感謝です。

東北の子供たち、思いやりのある素敵な大人に成長されることと確信しました。
応援してます!!

by sachie
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by satya_santosha | 2012-03-20 12:00 | 日記 | Trackback | Comments(0)