インド滞在記 その4

 インド滞在日記もこれでくくろうと思う。
 インドに「友達」ができていく。先生の弟子の方達ばかりだ。以前にできた友達、クリシュナ・クマールが、出発の前日、昼食に招いてくれた。彼とは、以前に一緒に先生からレッスンを受けたこともあるのだが、時間が流れ、今では200人を越える生徒を教える先生になっている。プロフェッショナルダンサーとして活躍していた。PVもあった。かっぷくもよくなっていた。彼と再会すると、緊張感がとける。そんな気さくでかわいげもある彼は、先生からのよくイジられていた。彼は独身なんだけれど、大きな屋敷を友達とシェアしながら借りていて、なかなかの暮らしぶりだった。彼は料理が上手で、用意してくれた南インド料理も絶妙のおいしさだった。彼が偉いなと思うのは、私たちを招いてくれる一方、私たちを迎えに来るときに、その料理をインド式のお弁当箱にいれて、先生にも用意してきたことだった。確か前回に渡印した時にも、クリシュナ・クマールは同じ事をした。そういう師弟関係は素敵だなあって思う。
a0216433_15414913.jpg

 出発前日までに先生は「DashaAvatara」を一通り教えてくださった。なんとかついていった。先生曰く「こちらのサイドからは終わりだよ。これからは君たちでこの曲を育んでいくんだよ。」と。感謝の思いと、責任で身の引き締まる思いがした。出国前日と出発日の朝は、「DashaAvatara」の総おさらいのレッスンだった。あいかわらずレッスンの時の先生は厳しい。それもLoveだ。先生から、稽古着と、ご自身が一度使用された舞台用のシルクの衣装をプレゼントしていただいた。「知史がこれからインド舞踊をがんばれることを期待しているよ」とお言葉を頂いた。
 出発日、モーニングレッスンを終え、パッキングを終え、ランジット夫妻のレッスンを見学しているとJayaさんが昼食を準備してくれていた。腹持ちがいいようにと、主菜はチャパティだった。Jayaさんのチャパティは世界一おいしい。料理は愛だなって、Jayaさんやクリシュナ・クマールの料理を頂く度に思う。
 はじめは、10日以上の休暇をとってインドに行くこと自体に、緊張もしていたし、少しとまどいもあったけれど、行ってみて本当によかった。自分の中でなにかがリセットされた。勤め人になると、時間的にも経済的にも今後いつ行けるか、分からないけれど、必ず戻りたい、そう思った。インドは自分にとって第2の祖国っていうと大げさだけれど、特別な国だ。人生を彩ってくれる大切な先生、友達がいる。先生は、偉大な師であり、心の中では、インドにいるお父さんのような存在だ。こういう人生を自分に与えてくれたインド舞踊との出会いに改めて感謝したいと思った、そんな今回のインド滞在だった。
a0216433_15423695.jpg

[PR]
トラックバックURL : http://bharata.exblog.jp/tb/13332998
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by satya_santosha | 2011-08-21 15:26 | 日記 | Trackback | Comments(0)